こんにちは、ウィングです🦉
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私、ウィングは自分を含めた家族の幸せのため、サイドFIREを目指しています。
サイドFIREとは、フルタイムの仕事を辞めて、副業等である程度の収入を得つつ、生活をする、というFIREのうちの一つです。
私は、以下理由により、サイドFIREを目指しています。
- FIREに必要な資産額が少なくて済む
- 株等が暴落した場合のセーフティネットになる
- クビになるリスクがない
- 収入のアップサイドが見込める
今回は、経営コンサルタントの神田昌典さんの著書「成功者の告白ー5年間の起業ノウハウを3時間で学べるストーリー」についての書評を記事にしました。
FIREとは直接には関係のない内容なのですが、仕事と家族のバランスについてとても考えさせられます。
また私のようにサイドFIREを目指す方は、会社退職後、副業を想定している方も多いと思います。
個人事業主で自分が経営者となり、ある意味起業と近いので、どのようにビジネスをつくりあげていくかについても参考になると思います。
この記事を書いている私は、
本書のあらすじ
本書では、ざっくり以下の流れで物語が進みます。
- 新規事業の見極め方法
- 事業は軌道にのる一方で、家族の問題が表面化
- 社内マネジメントについて
この流れにそって以下私の記事書いていきます。
新規事業の見極め方法
本書では、33歳の主人公「タク」が会社をやめて独立、起業するところから物語がスタート。
前職で上司だった「神崎」(現、経営コンサルタント)からアドバイスを受け、またタクの妻「ユキコ」の協力も得ながら、新規事業を模索していく。
新規事業を判断する際のポイントは、
- ビジネスまたは商品が市場の成長カーブのどの位置にあるか
- 競合他社と差別化されているか
- 粗利を確保できるか
このポイントの1点目と2点目は、ブログにも共通するものがあると思いました。
自分が題材にしているブログ内容が成長カーブのどこにあるのかを客観的に分析することは大切です。
例えば最近話題のNFTについては、企業サイトページがまだ充実していないので、個人ブロガーの方が攻めるにはチャンスと、捉えるなど。
同じような記事がある中で、実体験を入れる、他の記事ではカバーされていない内容を盛り込むなど、いかに差別化させるかを追求していくことは重要です。
家族の問題が発生
主人公タクは、神崎のアドバイスを受け、行動に移すことで事業自体は軌道にのっていく。
一般的な成功イメージは、
- 事業が軌道にのって、当事者は精神的、金銭的に満たされる→幸せ
- 家族も広い家に住め、海外旅行にも行ける→幸せ
という、感じですよね。
メディアでは視聴者にわかりやすく遡及するために、陽の部分ばかりにスポットを当てます。
本書では、事業のステージ毎の家族の幸福度について、以下のことが書かれています。
- 事業が導入期の場合、家族は幸せ
- 事業が成長期に入ると、家族の幸福度はダウン
- 子供の調子も悪くなる
事業が導入期の場合、家族は幸せ
タクが起業し、新規事業に取り組んでいる事業導入期は、従業員はタクとユキコだけであり、夫婦一丸となっているので、夫婦関係、家族の幸福度は高い。
何か困難に夫婦で立ち向かっており、共通の目標があるので、この心境は納得できますよね。
事業が成長期に入ると、家族の幸福度はダウン
ユキコは無意識下でタクの成功に嫉妬し、ユキコの幸福度はダウン。
ユキコの態度にタクは不満を感じる→タクの幸福度もダウン。
タクは、幸福度上げようとますます仕事に打ち込む→ユキコの幸福度はさらにダウン→タクの幸福度もさらにダウン
という悪循環に陥る。
子供がいい子か悪い子になる
このように夫婦関係が機能不全に陥ると、こどもがいい子か悪い子になる傾向がある。
いい子になるケースは、こどもは家族のヒーローになり、家族の絆を取り戻そうとする。
一方、悪い子(問題を起こす、病気になる等)になるケースは、そのこどもの問題を夫婦一丸になって解決させようとすることで、夫婦関係を修復させようとする。
家族問題について思うこと
事業が軌道に乗った後、上記のような事象が全ての家庭にも当てはまるかというと、答えはノーだと思います。
しかし、私は、過去同様の経験をしているので、すとんと腹に落ちました。
父親は自分で事業をやっているので、昔から仕事中心の生活でした。
そんな中、母親が病気で亡くなるということを経験。
父親の仕事の忙しさと母親の病気との因果関係は正確には不明ですが、一つ言えることは、
- 仕事一辺倒で家族の体調の変化に気付きづらくなっていた
ということは事実だと思います。
家族の幸せを考えて、一生懸命働いたものの、そのことが結果的に家族を不幸にしてしまう可能性がある、ということは意識したほうがいいですね。
これは、普通のサラリーマンにも、サイドFIRE後の副業中心の生活の方にもあてはまる可能性はあります。
まずは、こういった問題が起こらないように仕事と家族とのバランスを考えることが大事ですね。
そして、次に大事なことは、こういうネガティブなことが起こるかもしれないと心構えておくことです。
構えておけば、実際に経験した時に、対処できますよね。
仕事の負担が増えた場合、サラリーマンの場合は誰かに仕事を振れば解決するケースも多いです。
しかし、サイドFIRE後、ブログとかの副業で生活していくことを考えると、自分ひとりで、ついつい仕事にのめりこんでしまう可能性もあると思いますので、注意が必要です。
自分含めた家族の幸せを優先したいから、サイドFIREした、という当初の目的意識をぶれずに持ち続けられれば、回避できる問題ですね。
社内マネジメントについて
成長期の序盤の段階では、社長等のキーマンの営業力で会社を成長させることはできる。
ただし、その後はマネジメントが必要になってくる。
マネジメントと聞けば、規律、ルールを教えることからスタートしてしまいがちだが、
子育てと一緒で以下のステップが肝要。
- 母親的な愛情
- 父親的なしつけ
- チーム体制の組み立て
これらのステップは子育てを例にするとわかりやすい。
まず第一に子供には、無条件の母親的な愛情を与える。子供が母親からのたくさんの愛情を感じて、自分は安全である、信頼されている、という環境をつくること。
母親の愛情という土台の上に、父親の規律をもってこないといけない。
1.の母親的な愛情は、Good & Newとうゲームで構築することが可能。
Good & Newとは、クッシュボールを使い、チーム一人ひとり24時間以内に経験したGoodなことやNewなことを共有するもの。
職場のG内でもやっています。お互いのことも知れてメリット大きいです
最後に
サラリーマンの方、個人事業主の方、サイドFIRE目指している方も、
「役職が上がる、収入が増えること=家族が幸せになる」ということではない、ことは覚えておくべきです。
本書は、ストーリー仕立てで、わかりやすく書かれています。
本を読んで泣くことはあまりないのですが、本書は読んで泣いてしまいました。
アマゾンのレビューも4.3と高いので、皆さんから支持されている、ということかと思います。
自分含めた家族の幸せを考える人はぜひお読みください。
サイドFIREについて知りたい方は以下記事ご覧ください。