こんにちは、ウィングです🦉
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資産形成について、全て上手くいっている人はいません。
私も例に同じでいくつかの失敗を重ねてきています。
そのうちの失敗談の一つについて、どういった商品に投資したのか、結果どうなったかをこの記事で書いています。
次回記事ではそういった失敗を防ぐためにどうすればいいか等書いていきます。
この記事を書いている私は、
投資した商品
「国際のETF VIX短期先物指数」です。
三菱UFJ国際投信のページには冒頭に以下のような内容が記載されています。
追加型投信 / 海外 / その他資産 / ETF / インデックス型
日本経済新聞掲載名 国際VX短先
銘柄コード 1552 (東京証券取引所)
ISINコード JP3047310002
投信協会コード 0331110C
この商品は、名前の通り「VIX指数」に近づけて運用することを目標にされています。
ということで具体的には、
- 株価の値動きが激しくなると予測する人が増える→VIX指数は上昇する
- 株価の値動きが緩やかになると予測する人が増える→VIX指数は下落します
基準価格は以下の通りです。
このチャート見た人は、あれ?と思うのではないでしょうか。
順調に右肩下がりなんです。この商品の特徴は後段で解説します。
その商品を当時選択した理由
この商品を当時選択した理由は、
- yahooファイナンスの出来高ランキングで上位だった
- 不況は大体10年スパンで来るのでもう少しで来るかもしれない
- VIX指数が上昇しているときは株価が下がっている時なので、ポートフォリオ全体のリスクヘッジに適している
1つ目は、私が購入開始した2019年8月ごろ、米中の追加関税等の問題が起こり、マーケットが比較的ボラタイルだったことから、売買代金高かったのだと思います。
私はよく確認もせずに、みんなが買っているから人気なんだと短絡的に考えてしまいました。
2つ目の理由は、本当に当てずっぽうでしかなく、当時の考えが安易すぎて恥ずかしいです。
中長期的な運用に適さない商品
この商品、実は以下が商品概要として記載されています。
- 当ファンドは、短期的な投資に活用いただくことが望ましいと考えられます。
- 当ファンドは、中長期的な投資(バイ・アンド・ホールド)には向きません。
当ファンドは、円換算した「S&P 500 VIX短期先物指数」に連動する投資成果をめざすものです。(「VIX指数」は計算上の値であって、直接投資やパフォーマンスの複製はできません。)
当ファンドは、相場の先行きに不確実性が高まる局面では短期的な「ヘッジツール」として期待される一方、中長期的には時間的価値の減価などによる影響を受ける傾向があると考えられます。
これは、VIX指数先物が、相場の先行きに不確実性が高まりVIX指数が上昇する局面では上昇する特性があること、相場が穏やかまたは上昇の局面ではVIX指数が横ばいまたは下落となる影響を受けることに加えて、中長期的には時間的価値が減価していく特性を有するからです。
また、期近の先物価格よりも期先の先物価格が高くなっていく順鞘の状態(以下「コンタンゴ」といいます。)においては、次限月以降の限月に乗換え(以下「ロールオーバー」といいます。)を行う際に損失が発生します。市場がコンタンゴの状態にあり、期先の先物価格が期近の先物価格(売却する先物の価格)よりも常に高い状態にある場合、ロールオーバーに伴う損失により、投資家の元本は大幅に目減りすることになります。
引用:三菱UFJ国際投信
当時は全く読んでいませんでしたね。
上記を要約すると、
- コンタンゴの場合、ロールオーバーを繰り返すことで、当該ETFが継続的に減価していく
- 短期的な投資に活用し、中長期的な投資には適さない
コンタンゴ:期近の先物価格よりも期先の先物が高い状態の状態を指します
二つ目は具体的な例をイメージすると
- 今月満期の先物が90、3ヶ月後満期の先物が100の場合を想定
- 3カ月満期の先物を100で買って、3か月後にロールオーバーをするときに3ヶ月前と状況が全く変わらず、3ヶ月後時点でも今月満期の先物が90、3ヶ月後満期の先物が100とする
- 3ヶ月前に購入した3ヶ月後満期=3か月後の今月満期の価格は90になる
- 100で買って90で売る、つまり10ずつ減価していく
ということです。
まさに先述のチャートの通り、中長期的に価格は右肩下がりになっている、ということです。
私の投資信託、ETF等は中長期運用する方針なので、この商品は全くあわないということが後程わかりました。
この商品がダメだと言うつもりはなく、私の投資方針に適さなかったということです。
結果、どうなったか
以下2022年2月21日現在の含み損です。含み損50%超と、すごいことになっています。
実は私がこの商品買っていたのは、2019年ごろから定期的に買っていて、
何とたまたまですが、コロナがきて、一時期価格は20,000円超になりました。
上がっていくタイミングで、今の損失以上に、利確はしたので、結果オーライではあったものの、
コロナがきていなかったらと背筋が凍りつきました。
まとめ
この記事は3本立てなので、次回記事では以下の事柄をまとめたいと思います。
- 将来的に減価していく商品をつくる理由
- 中長期運用方針の人が、このようなミスをしないために大事なポイント
この記事が皆さんのお役に立てばうれしいです!