こんにちは、ウィングです🦉
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先日私のPFを公開したところ、ソーシャルレンディング、クラウドファンディングに興味持っていただいた方が多かったので、この2つの投資について記事にしました。
私のPFにご興味ある方はまずは以下をご参照下さい。
またこの記事では、以下のような疑問にもこたえていきます。
- ソーシャルレンディングってそもそも何なのか
- クラウドファンディングとの違いは?
- 企業は金融機関から借りずに、なぜソーシャルレンディング利用するのか?
この記事を書いている私は、
ソ ーシャルレンディングとクラウドファンディングの違い
まずは、ソーシャルレンディングは、貸付型(融資型)のクラウドファンディングともよばれます。クラウドファンディングという枠の中に、ソーシャルレンディングがあるイメージです。
一番大きな違いは、事業で必要な免許の違いなのですが、一般の方はそこまで興味がないと思うので、ここでは割愛いたします。
クラウドファンディング以下の種類に分けられます。
分類 | 金銭的対価 | サービス提供者具体例 |
株式型 | あり |
FUNDINNO、CAMPFIRE Angels |
貸付型(ソーシャルレンディング) | あり | クラウドバンク、Bankers、Funds |
ファンド型 | あり | セキュリテ、KAIKA |
不動産投資型 | あり | CREAL、Jointα、Rimple |
寄付型、購入型 |
なし | CAMPFIRE、Makuake |
株式型クラウドファンディング
株式型のクラウドファンディングは、投資家が企業に未公開株などに投資できるクラウドファンディングのことです。
非上場企業の株式に投資でき、ベンチャーキャピタルのかわりになるものとして注目されています。
貸付型(ソーシャルレンディング)
通称ソーシャルレンディング。
ソーシャルレンディングは、以下形態のクラウドファンディングです。
- 投資家がファンド組成企業へ出資を行う
- ファンド組成企業は、投資家から集めた資金を借り手企業へ貸し出す
ファンド型クラウドファンディング
ファンド型クラウドファンディングは、以下形態のクラウドファンディングです。
- 投資家が事業者へ出資を行う
- 事業者は投資家から集めた資金を対象事業へ出資、または貸付を行う
投資家から集めた資金を対象企業へ①出資、②貸付のどちらも行うことができます。株式型と融資型を合体させたようなもの、とイメージしていただけるとわかりやすいです。
不動産投資型クラウドファンディング
不動産投資型クラウドファンディングは、以下形態のクラウドファンディングです。
- 投資家が事業者へ出資を行う
- 事業者が現物不動産を運用(賃貸・売買)
不動産投資型クラウドファンディングの場合、大体が優先劣後構造となっています。
事業者の劣後出資分は10-30%と案件によって異なります。
ざっくり劣後出資が全体の20%の以下の場合、物件売却時に売却価格が8,000万円以下にならなければ、投資家出資分である優先出資には損失は発生しません。
- 優先出資(投資家出資分):8,000万円
- 劣後出資(事業者出資分):2,000万円
不動産投資型クラウドファンディングについては、また別の記事で解説します。
寄付型、購入型
それぞれ以下定義です。これはおなじみかと思います。
寄付型クラウドファンディング:リターン(返礼品)が基本的に発生しないクラウドファンディング
購入型クラウドファンディング: リターン(返礼品)があるクラウドファンディング
金融機関を利用しない理由
なぜ金利の低い銀行から借りずにソーシャルレンディング等利用するのか、疑問がわくと思います。
もちろん銀行が貸してくれないというケースもあるかと思いますが、
借り手企業がソーシャルレンディング等利用する主な理由は以下の通りです。
- 銀行の融資は審査が厳しく、審査に時間がかかる
- 資金調達基盤を拡充したい
- 起業して間もない会社は融資が受けずらい
- 投資家へダイレクトでアピールできる機会として捉えている
- 本業へのドアノックツールとして利用している
銀行の融資は審査が厳しく、審査に時間がかかる
銀行融資をうけるためには、過去3期の決算書、資金繰り表、固定資産明細表等、膨大な書類が必要です。
また業務内容、決算状況につきヒアリングがあるので、融資するまで時間がかかります。スピーディーに事業を進めたいと思っている企業にとっては、デメリットも多いです。
また銀行は風評面のチェック(反社会的勢力かどうか)も厳しいので、グレーな場合もなかなか融資は受けれません。
資金調達基盤を拡充したい
以下の場合、銀行から追加で融資が受けれず、最悪の場合、資金繰り破綻を起こす可能性があります。
- コロナショック等、経済がダウンサイドの局面で、企業の業績悪化した場合
- 銀行同士の合併により、融資残高が減る場合
銀行から融資が受けれなくても、ソーシャルレンディング等で資金調達できれば、事業継続することができます。
起業して間もない会社は融資が受けずらい
基本的に銀行は過去の決算実績をもとに融資可否を判断します。計画も判断要素の一つですが、あまり重要視しません。起業して間もない会社は融資が受けずらくなります。
ベンチャーキャピタルから出資を受ける方法もありますが、経営に干渉されるので、敬遠する企業も多いです。
投資家へダイレクトでアピールできる機会として捉えている
ソーシャルレンディングのよっては、投資を行った会社のイベントに参加することもできます。
例えば大阪王将が、ソーシャルレンディング業者の「Funds」を使って資金調達した際は、大阪王将の新メニューが食べられる試食会がありました。
大阪王将としては、ファンをつくるまたとない機会になります。会社側はあまり資金調達する必要はないのですが、投資家へのアピールのためソーシャルレンディングを利用しています。企業側は、ソーシャルレンディングの利息、広告宣伝費として捉えているということですね。
ウィングも王将の試食会参加しました。企業への愛着がわき、大阪王将行く機会増えましたよ!
本業へのドアノックツールとして利用している
不動産投資型クラウドファンディングの事業者は不動産投資会社のケースもあります。
不動産投資会社とは、市場から不動産を仕入れてきて、それを一般のサラリーマンなどの投資家に売ることが本業です。
魅力的な利回りの不動産投資型クラウドファンディングを使って、投資家に名前を知ってもらい、本業につなげることを目的としています。
クラウドファンディングを利用しても、しつこい勧誘はないので、ご安心下さい。
私の経験上、一度も勧誘はないですね。
まとめ
クラウドファンディングは、株式型、貸付型、ファンド型、不動産投資型、寄付・購入型がある。
ソーシャルレンディングは貸付型クラウドファンディングのことである。
企業側にとって、クラウドファンディングを利用する理由は以下の通り。
- 銀行の融資は審査が厳しく、審査に時間がかかる
- 資金調達基盤を拡充したい起業して間もない会社は融資が受けずらい
- 投資家へダイレクトへアピールできる機会として捉えている
- 本業へのドアノックツールとして利用している
今後、ソーシャルレンディング、クラウドファンディングを利用するメリット、注意点等解説していきます。
別ページになりますが、以下ソーシャルレンディング記事もよろしければご参照下さい。
ソーシャルレンディングおすすめ比較ランキング14選【体験談・感想あり】|サクフリブログ
この記事が皆さんのお役にたてれば嬉しいです!